病院の開設手続
コラム Column:2019年5月3日
病院の開設手続
M&Aによる病院の開設者変更手続をサポートしました。
行政庁への事前協議の段階から業務に携わったのですが、業務の完了まで非常に多くの手続を行いました。
不動産売買契約書の作成と買手側の定款変更認可に関する手続から始まり、病院開設許可、病院構造設備使用許可の手続、病院廃止・開設に関する各種手続(病院開設届や保険医療機関指定申請、施設基準届、生活保護指定医療機関などの指定医療機関手続 等)、売手側の定款変更認可に関する手続、国保・社保手続 などです。
それらの中で特に時間を要した手続が病院開設許可申請と施設基準届でした。
病院開設許可申請では、古い医療機関でよく問題となることですが、建物総床面積と各室面積合計の一致や平面図の一部修正などに時間を要しました。
また、施設基準届では、二十数種の届け出を最新の様式で保険医療機関指定申請時に同時に行うため、病院事務局ご担当者と時間をかけて何度も書類のやりとりを行う必要がありました。
病院事務局ご担当者は、通常業務の合間に上記作業を行わなければならなかったので、ご苦労なされたと思います。
業務完了時には、本件業務に携わられた皆様から感謝のお言葉をいただけましたので、書類の山と格闘した約八ヶ月間の日々が報われたと実感しました。